ダンスや歌のライブを開催するVRChatグループ向けに8KVRCの基本的な撮影方法を紹介します。複数の録画があれば豊かな編集、こちらの参考動画のような思い出を残す事ができます。
ただし、マルチカム編集やプロキシ編集に対応した無料の動画編集ソフトは存在しないため、Premiere ProやDaVinci Resolve Studioといった有料編集ソフトを持っている人が1人必要です。(もし無料で使える対応ソフトをご存知の方がいましたら、ぜひコメントで教えてください!)
必要なメンバー
撮影チームを作るには、録画を担当する3人と、編集を担当する1人の計4人を揃えます。
録画担当は多くても良いです、お好きな追加視点を考えてみてください。
編集担当には、マルチカムとプロキシに対応したソフトが求められます。
プラン①: 8K録画 - PCスペックが強いスタッフが多い場合
- マルチカム編集担当(1人)
- 録画担当(3人)
- RTX4090以上: VRモード+ストリームカメラで「全体視点」撮影
- RTX4090以上: VRモード+ストリームカメラで「近距離視点」撮影
- RTX5090以上: VRモード+ストリームカメラで「Flyドリー」撮影
プラン②: 8K録画 - PCスペックが強いスタッフが少ない場合
- マルチカム編集担当(1人)
- 録画担当(3人)
- RTX4070Ti Super以上: VRモード+ストリームカメラで「全体視点」撮影
- RTX4070Ti Super以上: VRモード+ストリームカメラで「近距離視点」撮影
- RTX4090以上: VRモード+ストリームカメラで「Flyドリー」撮影
プラン③: 4K録画 - PCスペックが強いスタッフが少ない場合
8KVRCでは4Kのマルチカム撮影は行いませんが、4Kで録画する場合の方法を考えてみました。
一般的なVRChatterのPCなら、誰でも4K録画が可能です。
- マルチカム編集担当(1人)
- 録画担当(3人)
- RTX3060以上: デスクトップモード+Spoutストリームで「全体視点」撮影
- RTX3060以上: デスクトップモード+Spoutストリームで「近距離視点」撮影
- RTX3090以上: VRモード+Spoutストリームで「Flyドリー」撮影
録画担当の基本的な流れ
録画準備
- OBSの録画設定
- 8K録画の場合はこちら VRChatで8K解像度動画を撮影するための設定方法 | こはろぐ
- 4K録画の場合はこちら RTX3060でも4K録画が可能
- OBS Studioの録画設定に関する補足はこちら OBS Studioを録画に使う(NVEnc環境)
- Spoutストリームに関する補足はこちら OBSとSpoutを使えば、デスクトップモードでもVtuberのような配信ができる! | こはろぐ
- 品質重視のためデータサイズが大きくなります(100GB程度の空き容量を確保)。
特別な日にふさわしい録画になります。
- OBSの録画フォーマット
- 「.mkv」形式で録画すると、PCやOBSが落ちてもデータが生き残る可能性が高いです。
- 必要なら録画後にOBSの「ファイル」→「録画の再多重化」から「.mov」に変更可能。
- OBSの音声設定
- 編集時の中間音声データとしてもPCMが適しているため、OBSの音声エンコーダを「FFmpeg PCM (16-bit)」に設定。
- VRChatの動画プレイヤー黒点滅問題を回避
- TopazChat Playerなど古いプレイヤーでは、2023年秋のUnity2022更新後から動画が黒点滅する問題があります。対策済みの最新版iwaSyncやYamaPlayerを使用するか、対策済みプレイヤーを使用できない場合は起動オプションに「--disable-hw-video-decoding」を追加するとCPU処理に切り替わり黒点滅問題を回避できます。
- VRChatのアバターとグラフィックス設定
- 0ポリ透明アバターをアバタースケーリング最小値の0.2mで使用。
- グラフィックス設定はプリセット「高」にした上でアンチエイリアシングを「2x」に下げると、画質とフレームレートのバランスが良くなります。
- V睡で明るさやブルームを下げている人は、撮影時に100%に戻してください。
- シールドレベル(セーフティー)をなしにするか、予め演者全員をアバターの表示(Show Avatar)してください。
- VRChatのカメラ設定
- カメラのグリッドをON、手振れ補正をピン全てONに。必要に応じて水平調整も活用。
- 固定カメラの位置情報はピンを未選択にすると、インスタンス移動後も保持されます。
- VRChatのオーディオ設定
- マスター 100%
- UI/メニュー 0%
- ワールド 100%
- 声 100%
- アバター 0% (パーティクルライブがある場合は100%)
- 各録画担当の役割
- 全体視点: ステージ演出担当者に最適な画角を確認。
- 近距離視点: 演者の身長や人数に合わせてセクション交代の都度調整。
- Flyドリー: LookAtMeやSpace Dragなどを活用して操作(難易度高)。慣れないうちは使える映像を撮るのが難しいため編集でカバーしつつ、将来的な上達を目指してください。 私は上達に半年間かかりました。
※OpenBetaのカメラドリー機能は本番での不具合リスクがあるため、正式実装後に試すのがおすすめ。
- イベントの準備
- 録画のIK省略を防ぐため、ステージ直下に浅めの撮影用小部屋を用意(深いとFlyの飛行距離制限に引っかかります)。
- 軽量化のため、観客にサイリウムのみの透明アバターを必須に。
- MC担当が「IK省略回避のため近づいて見るように」「目線より下でサイリウムを振るように」と案内。
- 集合写真前にVRAM16GB以下の録画担当は録画終了を(80人フルインスタンスで全員VeryPoorになると耐えられないため)。
- 軽量化を必須にしない場合、VRAM16GB以下の録画担当はカリングしてから録画。
- 録画担当同士で連絡が取れるようにDiscordで通話を繋げておくと便利です。
通話が録画に入らない音声設定や、VRChatのマイクミュート確認をする。
録画完了後
編集担当へのデータ送付
- Premiere Pro使用なら「.mov」に再多重化。
- DaVinci Resolve Studioなら「.mkv」対応なのでそのまま。
- 送付方法はさまざまありますが、迷った場合はギガファイル便を利用すると簡単。
- 時間のかかる作業なので、寝ている間や外出中にアップロードを。
編集担当の基本的な流れ
編集準備
- 容量確保
- 500GB程度の空き容量を準備。ダウンロードは寝ている間や外出中に。
- プロキシ作成
- 編集ソフトでプロキシ(またはシャドウファイル)を作成。時間のかかる作業なので寝ている間や外出中に。
- 各動画の時間合わせ
- 説明パネルのON/OFFや小物のON/OFFなど、1フレームで切り替わるタイミングを目安にすると良い。
- 音声を元にした自動同期機能はあまり役に立たず、大まかには合うものの、最終的には手動調整が必要。VRChatは回線ラグとの戦いなので仕方ないね。
- マルチカム編集
- マルチカム編集の方法はネットで分かりやすい解説が豊富なので検索してみてください。
- 時間合わせした動画を全て選択してネスト化、マルチカムを有効にします。
- 編集作業中は曲やMCの始まりにマーカーを付けましょう。
後で確認しやすくなったりYouTubeのチャプチャー情報入力が楽になります。
編集完了後
- 書き出し
- H.265/HEVCまたはAV1を使用。
- Premiere Pro: 8Kは120Mbps~240Mbps、4Kは30Mbps~60Mbps。
- DaVinci Resolve Studio: 固定QP(CQP)を14~24に。
- 書き出しも時間のかかる作業なので、寝ている間や外出中に実行。
- YouTube投稿
- チャンネル持ちの人にGmailアドレスを伝え、YouTube Studioの「設定」→「権限」→「招待」でアクセス権をもらうと直接アップロード可能。
VRChatライブ動画のマルチカム撮影・編集をぜひお楽しみください!
録画担当が足りない場合は、お呼び頂ければお手伝いします!
8K録画の場合はこちら 8K Video Recorder Community (@8KVRC)
4K録画の場合はこちら 4K Video Recorder Community (@4KVRC)
0 件のコメント:
コメントを投稿