XPおじさんに伝えたい! Windows 11カスタマイズ

2022年3月23日水曜日

PC

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「Vista(NT6)?知らない子ですね…」「7や10も実態はNT6 Kernelじゃん」
等を理由に、現在もXP搭載PCしか持ってない方に宛てたページです。

自己紹介

「誰だ貴様~」という方に、まず自己紹介しますと、
私は最新バージョンを併用しつつも近年までXPを愛用しており、
2020年初頭まで「7や10は、XPの替えにならない」という考えを持っていました。

「Intel Core i7-6950X」Broadwell-Eの10コアCPUを4.2GHzにオーバークロック
「NVIDIA GeForce GTX TITAN X」第2世代MaxwellのGPU
でWindows XPが動作する実機環境を組みました。

XP・CRT(ブラウン管)・PS/2マウスキーボード(Logicool MX518)(SteelSeries 6Gv2 Red Switch)
という組み合わせで、ペンタブ有利とされるosu!stdで、globalランク1万台を達成した経験あり。

Vista発売から13年間、XP有利であった事は、私も認める所です。
7・8.x・10ver1909までは実質「Vista」ですね。

FAQ

Q: ピークリミッターが嫌。
A: 依然、ピークリミッターがありますが、無効化するフリーソフトがあります

Q: MIDI再生が変。
A: 依然、別途MIDIシンセを用意する必要があります。切り替えるフリーソフトもあります
  単にMIDIファイルを再生するだけならQuickTime内蔵シンセがXP標準に近い音色になります。

Q: オーバーレイレンダラーが不便。
A: 8以降で改善しています

Q: 表示遅延が嫌。
A: 10ver2004以降で改善しています

Q: 最新のMicrosoft Officeが苦手。
A: Microsoft Office 2003を用意せずともLibreOfficeというフリーソフトがあります

Q: メモリ(RAM)大食いなんでしょ。
A: 依然、OSだけで8GB使うメモリ食い虫ですが、
  現在はメモリ価格約1万円で32GBに出来ます(2005年はメモリ価格約1万円で1GBでした)。

お持ちのXPは今後も大事になさってください。
もし故障しても、貼ってあるライセンス・プロダクトキーのシールはあなたの宝物です。
写真を残す等して保管する事をおすすめします。

新しいPCを買おう!

Windows 10のサポート終了日は2025/10/14で、2022年現在は残り3年しかありません。
今更10を買うと10おじさんになるので、10は止めておきましょう。

オススメの情報仕入れ先は、INTERNET Watchや窓の社でお馴染みImpressの「PC Watch

組めない人

ツクモで買うといいよ。

組める人

現在もATX規格が主流なので、20年前とほぼ同じ感覚で組めます。

ストレージはマザーボードに直接刺すタイプのM.2接続SSDが主流です。
録画を撮り溜める趣味がある方はSATA接続HDDも買うと良いですが、そうでなければ不要です。

  • CPU
    • Intel Core 第12世代以降
    • AMD Ryzen Zen4以降
  • GPU (ゲームや動画エンコードもしたい人向け)
    • NVIDIA GeForce RTX40シリーズ以降
    • AMD Radeon RX7000シリーズ以降
  • メモリ(RAM)
    • 32GB(16GB×2枚組) (最低構成・一般向け)
    • 64GB(32GB×2枚組)以上 (プログラマー・クリエイター向け)

インストールはCDでもDVDでもなくUSBメモリです!DVDの4.7GBすら収まらなくなりました。
USBメモリが起動ディスクの役割を担っています。
もちろん現在のUSBメモリは安価で手に入ります。64GBでも1000円しません!

Microsoftアカウントについて

現在のWindowsは、Microsoftアカウントの使用を推奨しています。
Windows XPやOffice 2003でも、このような案内を見た事があるでしょう。

過去に、Microsoft製品登録・Hotmail・Xbox等でユーザー登録した場合は、
そのまま同じメールアドレス・パスワードでログイン出来ます。

登録しなかった場合は無料アカウントを作成するか、
a@a.comのパスワード123でログイン失敗する事でローカルアカウント作成画面を出現させます。

20年ぶりの方向け豆知識

アナログVGA(RGB・D-sub15pin)端子は消滅し、DVIはDisplayPort(DP)に置き換わりました。
DVIが必要なら、HDMI⇔DVIケーブルが安価で手に入ります。

動画エンコードを高速化するならGPUを用いるのが主流です。
(もちろん設定を詰めたいなら、高性能CPUを積む意義はまだまだあります。)

XPのペイント、コピーしてくればそのまま動きます

データの引っ越しにUSBメモリを使う場合、64GB以上はexFATでフォーマットされています。
まずは引っ越し元のXPにWindows XP exFAT Support (KB955704)をインストールしましょう。

Internet Explorerは廃止になりMicrosoft Edgeに置き換わりました。
Webブラウザは現在も更新を続けているMozilla Firefoxがオススメです。

Internet Explorerが必要なら、Microsoft EdgeのInternet Explorer モードを使いましょう。
Flash Playerも必要なら、Clean FlashのInstallerをインストールして、併せて使いましょう。
※信頼しているサイト・信頼しているFlashコンテンツのみで利用してください。

右クリックメニューの「コピー」「名前の変更」「削除」等がアイコンになりました。

本当に古いソフト・ゲームの一部は、最新OS上では動作しない場合がありますが、
なんと20年前のFF11がWindows 11で動作します!
有効に設定する必要がありますがWindows 11でもDirectX 8.1のDirectPlayを利用出来ます。

デスクトップをカスタマイズしよう!

もちろんWindows 11の標準仕様に慣れようとする姿勢も大事ですが、
どうしても慣れない場合は、フリーソフトの力を借りましょう。

98からXPにかけてデスクトップカスタマイズ全盛の時代でした。
あなたもかつて、窓の手等のフリーソフトや、非公式テーマで、カスタマイズした事でしょう。

ぜひ20年前の気持ちを思い出して、Windows 11もあなた好みにカスタマイズしましょう。
しかし20年も経てばインターネット環境は激変して浦島太郎状態でしょう。
いくつかフリーソフト紹介しましょう。

GitHub配布のフリーソフトは「Releases」→「Assets」からダウンロードします。

Open Shellの「Open-Shell Menu Settings」で、XPのスタートメニューにする設定↓

最後に

20年も期間が空けば圧倒的性能差に驚かれると思います。
ぜひ贅沢なPC性能を楽しみましょう!

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