「Vista(NT6)?知らない子ですね…」「7や10も実態はNT6 Kernelじゃん」
等を理由に、現在もXP搭載PCしか持ってない方に宛てたページです。
自己紹介
「誰だ貴様~」という方に、まず自己紹介しますと、
私は最新バージョンを併用しつつも近年までXPを愛用しており、
2020年初頭まで「7や10は、XPの替えにならない」という考えを持っていました。
「Intel Core i7-6950X」Broadwell-Eの10コアCPUを4.2GHzにオーバークロック
「NVIDIA GeForce GTX TITAN X」第2世代MaxwellのGPU
でWindows XPが動作する実機環境を組みました。
XP・CRT(ブラウン管)・PS/2マウスキーボード(Logicool MX518)(SteelSeries 6Gv2 Red Switch)
という組み合わせで、ペンタブ有利とされるosu!stdで、globalランク1万台を達成した経験あり。
Vista発売から13年間、XP有利であった事は、私も認める所です。
7・8.x・10ver1909までは実質「Vista」ですね。
FAQ
Q: ピークリミッターが嫌。
A: 依然、ピークリミッターがありますが、無効化するフリーソフトがあります。
Q: MIDI再生が変。
A: 依然、別途MIDIシンセを用意する必要があります。切り替えるフリーソフトもあります。
単にMIDIファイルを再生するだけならQuickTime内蔵シンセがXP標準に近い音色になります。
Q: オーバーレイレンダラーが不便。
A: 8以降で改善しています。
Q: 表示遅延が嫌。
A: 10ver2004以降で改善しています。
Q: 最新のMicrosoft Officeが苦手。
A: Microsoft Office 2003を用意せずともLibreOfficeというフリーソフトがあります。
Q: メモリ(RAM)大食いなんでしょ。
A: 依然、OSだけで8GB使うメモリ食い虫ですが、
現在はメモリ価格約1万円で32GBに出来ます(2005年はメモリ価格約1万円で1GBでした)。
お持ちのXPは今後も大事になさってください。
もし故障しても、貼ってあるライセンス・プロダクトキーのシールはあなたの宝物です。
写真を残す等して保管する事をおすすめします。
新しいPCを買おう!
Windows 10のサポート終了日は2025/10/14です。
今更10を買うと10おじさんになるので、10は止めておきましょう。
オススメの情報仕入れ先は、INTERNET Watchや窓の社でお馴染みImpressの「PC Watch」
組めない人
ツクモで買うといいよ。
液晶モニタは3840x2160(4K)が3万円以下で買えます。
ディスプレイ設定でお好みの拡大/縮小サイズを選びましょう。
- 4K液晶+100%設定で圧倒的作業スペース
- 4K液晶+200%設定で通常の作業スペースが綺麗に
組める人
現在もATX規格が主流なので、20年前とほぼ同じ感覚で組めます。
ストレージはマザーボードに直接刺すタイプのM.2接続SSDが主流です。
録画を撮り溜める趣味がある方はSATA接続HDDも買うと良いですが、そうでなければ不要です。
- CPU
- Intel Core 第12世代以降
- AMD Ryzen Zen4以降
- GPU (ゲームや動画エンコードもしたい人向け)
- NVIDIA GeForce RTX40シリーズ以降
- AMD Radeon RX7000シリーズ以降
- メモリ(RAM)
- 32GB(16GB×2枚組) (最低構成・一般向け)
- 64GB(32GB×2枚組)以上 (プログラマー・クリエイター向け)
インストールはCDでもDVDでもなくUSBメモリです!DVDの4.7GBすら収まらなくなりました。
USBメモリが起動ディスクの役割を担っています。
もちろん現在のUSBメモリは安価で手に入ります。64GBでも1000円しません!
Microsoftアカウントについて
現在のWindowsは、Microsoftアカウントの使用を推奨しています。
Windows XPやOffice 2003でも、このような案内を見た事があるでしょう。
過去に、Microsoft製品登録・Hotmail・Xbox等でユーザー登録した場合は、
そのまま同じメールアドレス・パスワードでログイン出来ます。
登録しなかった場合は無料アカウントを作成するか、
a@a.comのパスワード123でログイン失敗する事でローカルアカウント作成画面を出現させます。
20年ぶりの方向け豆知識
アナログVGA(RGB・D-sub15pin)端子は消滅し、DVIはDisplayPort(DP)に置き換わりました。
DVIが必要なら、HDMI⇔DVIケーブルが安価で手に入ります。
動画エンコードを高速化するならGPUを用いるのが主流です。
(もちろんAOM-AV1といった設定を詰めたいなら、高性能CPUを積む意義はまだまだあります。)
データの引っ越しにUSBメモリを使う場合、64GB以上はexFATでフォーマットされています。
まずは引っ越し元のXPにWindows XP exFAT Support (KB955704)をインストールしましょう。
Internet Explorerは廃止になりMicrosoft Edgeに置き換わりました。
Webブラウザは現在も更新を続けているMozilla Firefoxがオススメです。
Internet Explorerが必要なら、Microsoft EdgeのInternet Explorer モードを使いましょう。
Flash Playerも必要なら、Clean FlashのInstallerをインストールして、併せて使いましょう。
※信頼しているサイト・信頼しているFlashコンテンツのみで利用してください。
右クリックメニューの「コピー」「名前の変更」「削除」等が上部になりました。
ZIP解凍ソフトは、7-ZIPフォークのNanaZipがおすすめ。
Windows 11からの右クリック新メニューに対応しています。
本当に古いソフト・ゲームの一部は、最新OS上では動作しない場合がありますが、
なんと20年前のFF11がWindows 11で動作します!
有効に設定する必要がありますがWindows 11でもDirectX 8.1のDirectPlayを利用出来ます。
デスクトップをカスタマイズしよう!
もちろんWindows 11の標準仕様に慣れようとする姿勢も大事ですが、
どうしても慣れない場合は、設定やフリーソフトの力を借りましょう。
98からXPにかけてデスクトップカスタマイズ全盛の時代でした。
あなたもかつて、窓の手等のフリーソフトや、非公式テーマで、カスタマイズした事でしょう。
ぜひ20年前の気持ちを思い出して、Windows 11もあなた好みにカスタマイズしましょう。
しかし20年も経てばインターネット環境は激変して浦島太郎状態でしょう。
そんな方に役立つ設定とフリーソフト紹介しましょう。
使い慣れたタスクバーにしたい
タスクバーの何もない所を右クリック→「タスクバーの設定」→「タスクバーの動作」を開き、
「タスクバーの配置」を「左揃え」
「タスクバーのボタンをまとめラベルを非表示にする」を「なし」
クイックアクセスも必要な場合はRetroBarというフリーソフトを使います。
GitHub配布のフリーソフトは「Releases」→「Assets」からダウンロードします。
使い慣れたスタートメニューにしたい
Open Shellというフリーソフトを使います。
GitHub配布のフリーソフトは「Releases」→「Assets」からダウンロードします。
Open Shellの「Open-Shell Menu Settings」で、XPのスタートメニューにする設定↓
スクロールバーを常に表示したい
「設定」→「アクセシビリティ」→「視覚効果」→「スクロールバーを常に表示する」
クラシックスタイルのように角を四角にしたい
- Corner Sharpness(一括適用)紹介記事
- SQUARING CORNER(個別適用)紹介記事
最後に
20年も期間が空けば圧倒的性能差に驚かれると思います。
ぜひ贅沢なPC性能を楽しみましょう!
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